【アニメ感想】出会いと旅の始まり『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』第1幕

 アニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』の感想です。完全新作リメイク作品ということみたいですね。『狼と香辛料』は気になっていた作品なのですが、原作もアニメも触れる機会がないままでしたので、この機会に見ていきたいなと思います。完全初見になります。楽しみ!

 ※ 感想の中で内容に触れることがありますので、未視聴の方はご注意ください。

 

 

第1幕「収穫祭と狭くなった御者台」

 行商人のロレンスは取引のあった村を訪れる。村は豊作の麦の収穫とそれを祝う祭の真っただ中だった。ロレンスは早々に村を離れたが、途中馬車の荷台で眠り込んでいる少女を発見して…。
 というお話。

 

 

麦畑が美しい

 オープニング、雰囲気のある曲で素敵ですね。エンディングのデザインもかわいくて、いい。
 冒頭はホロが北の地に帰り着いた後のお話なのでしょうか。あの子供は誰なのか気になりますね。 
 麦畑の描写が綺麗だなぁ。
 収穫祭、地方のお祭りって感じで楽しそうです。ごちそうもおいしそう。
 あれはホロをこの土地に繋ぎとめるための儀式みたいなものでもあるのかな。それをロレンスの麦の中へ抜け出したならすごいタイミングで通りかかったんですね。

 

豊作の神様だったホロ

 農法が進歩して、麦が豊作になるようになった。商売の方法も覚え収入も安定して暮らしていけるようになった。神様に頼らなくても。そうして、人々の考えが変化していくのは仕方のない部分もあるのでしょう。
 でも「迷信」や「必要ない」なんてはっきり言われちゃうと悲しい…。ホロは、きっと思い出もあるだろうし、最初の約束は大事なものだったんだろうし、この地を出ていく決断をするのってなかなかつらいと思うんだけども。つらいというか寂しいのかな。そんな時にロレンスに出会ったってことになるのか。
 最初の方に「世界を創造した唯一神」「教会」という話が出てきていたけど、それが今の人間社会ではメジャーな宗教ってことかな。それで古い神様が追いやられることになっているらしい。
 昨日の記事(『ひきだしにテラリウム』の感想(part3))でも同じようなことに触れたのですが、古くからあるものから新しいものへと移り変わっていく…こういう世界観や設定の物語になぜか心惹かれます。

 

ホロとロレンス

 ホロがかわいい。耳がぴこぴこ動くのとか。人間の姿でも牙(というか犬歯?)がちゃんとあるんですね。狼の方の姿って映されませんでしたが、見たかったなぁ。すごく大きそうな感じでした。
 神様だけど、性格は結構フレンドリーなんですね。村人にわりと散々に言われてる気がするけども、「不作にしてやる」とか「罰当ててやる」とかなくて優しい神様なんだなと思いました。そっと出ていくとこなんかも。
 あと麦の中を移動できるっていうのがおもしろい。
 衣装もかわいいです。ロレンスのを奪ったわりに袖以外はサイズ感も合ってるのではないでしょうか。
 ロレンスは苦労人ぽい。行商人としてやっていけてるのだから、しっかりしてそうですね。ただ、仕事じゃない私的なコミュニケーションは不器用そうな雰囲気を醸し出してたからなぁ。(気のせい?)これからホロとどんなやりとりをしていくのか楽しみです。

 

 

 ホロとロレンスの旅、どんな道行になるのでしょうか。
 次回も楽しみです。

 

 

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